自然塗料

自然塗料のご紹介です。

★自然塗料とは
主に石油や合成顔料などの化学物質を含まず、植物油や植物ワックス、鉱物顔料などの天然素材を主原料とした塗料を指します。

★自然塗料の種類

・オイル系:亜麻仁油、荏胡麻油、桐油、ひまわり油などの植物油を主成分としており、木材内部に浸透して保護します。

・ワックス系:蜜蝋、カルナバ蝋、キャンデリラ蝋などの天然蝋を主成分としており、木材の表面をコーティングして汚れから守ります。

・オイルワックス系:オイルとワックスを組み合わせたもので、ワックスが表面に残りやすくなり保護塗膜の役割も果たします。

 

★自然塗料のメリット

・木の調湿性を損なうことなく、木を保護できる
・木本来の手触りや触感が残る
・はじめての人でも扱いやすい

★自然塗料のデメリット

・価格が高い
・乾燥に時間がかかる
・耐久性が劣る (メンテナンスが必要)
・必ずしも安全という訳ではない

特に気になるポイントとして、安全性をご説明いたします。

自然塗料と聞くと毒性がなく安心安全というイメージを持たれると思います。
しかし天然の成分であってもアレルギー反応を誘発してしまうものや、
塗装後の乾燥段階でホルムアルデヒドが発生したりと注意が必要です。

また日本では明確な定義がないため、「自然塗料」と「自然系塗料」が存在する点にも注意が必要です。
作業上でも亜麻仁油などを主成分とする植物油は空気中の酸素と反応するため、塗装作業に使用したウエスや布を重ねて放置していると自然発火する可能性があったりします。

 

自然塗料への正しい知識や取り扱い方を心得ていれば化学塗料では得られない良さが分かります。

 

「家の中に置く木製品に塗装がしたい」、「自然塗料の指定があるが、どれを使っていいかわからない」などでお悩みでしたら当社までご連絡ください。
最適な塗料をご紹介させていただきます。

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